介護中の夜の事故は、意外にも廊下で起きやすい傾向があります。
寝室からトイレ、玄関へ向かう途中など、
「電気をつけるほどでもない」と感じた一瞬が、実は最も危険な場面になりがちです。
実際に母の介護をしていて、「ここは危ないかもしれない」と強く感じたのは、
トイレや玄関ではなく廊下でした。
この記事では、夜の廊下で起きやすい転倒リスクと、照明の配置を工夫するだけでできる現実的な対策について、体験をもとにまとめています。
なぜ介護中の事故は「廊下」で起きやすいのでしょうか
廊下は、家の中で必ず通る生活動線です。
- 寝室 → トイレ
- リビング → 寝室
- 玄関 → 室内
どこへ行くにも通る場所でありながら、
距離が長く、暗く、曲がり角が多いという特徴があります。
また夜間は、
- 電気をつけるのが面倒に感じる
- 家族を起こしたくない
- 目が暗さに慣れていない
こうした条件が重なりやすくなります。
実際、母が一番つまずきそうになったのも、
「あと数歩でトイレ」という廊下の途中でした。
夜の廊下で起きがちな転倒パターン
消灯後の“真っ暗な状態”
リビングの照明を消した瞬間、廊下が完全に暗くなります。
目が暗さに慣れる前に歩き出してしまうと、足元が確認できません。
スイッチまで手が届きにくい
壁のスイッチが高い位置にあったり、少し離れていたりすると、
腰が曲がっている方にとっては、手を伸ばす動作そのものが負担になります。
足元の物が見えにくい
廊下は、スリッパや荷物などが一時的に置かれやすい場所です。
暗い状態では、わずかな段差や障害物にも気づきにくくなります。
介護の廊下対策は「照明の位置」で大きく変わります
ここでよくある誤解があります。
明るい天井照明に変えれば安心
これは一部は正しいものの、それだけでは不十分な場合があります。
天井照明だけでは足りない理由
- 点灯するための動作が必要になる
- 光が上からのみで、足元に影ができやすい
- 明るすぎて夜中に目が冴えてしまうことがある
足元を照らすことで安心感が高まります
必要なのは昼間のような明るさではありません。
歩く場所が分かる程度の、やさしい光で十分です。
足元が見えるようになると、
- 歩幅が安定しやすくなる
- 壁や手すりに自然に手を添えられる
- 暗闇への不安が軽減される
この違いは、想像以上に大きいと感じました。
廊下に向いている人感センサーライトのタイプ
廊下の対策として使いやすいのは、主に次の3タイプです。
充電式が向いているケース
- 近くにコンセントがない場合
- 壁に穴を開けたくない場合
- 曲がり角や途中に設置したい場合
貼るだけで設置できるため、
「ここが危ないかもしれない」と感じた場所をすぐにカバーできます。
コンセント式が向いているケース
- 廊下にコンセントがある場合
- 電池切れを避けたい場合
- 毎晩同じ時間帯に使うことが多い場合
明るさや点灯時間を調整できるモデルは、介護中の生活動線に合わせやすいです。
電球型が合う家・合わない家
既存の照明器具をそのまま使える点は便利ですが、
廊下が長いご家庭や曲がり角が多い場合は、足元が暗くなりやすいことがあります。
タイプ別の詳しい選び方や、実際に使用した感想については、
【介護の夜道を安全に】人感センサーライトおすすめ4選と選び方|母の実体験レビュー
でまとめています。
我が家で効果を感じた「廊下の配置ルール」
- 曲がり角の手前:次の動線が見えて安心感が増しました
- 寝室ドアの外:起きてすぐ足元が確認できます
- トイレ方向が分かる位置:目的地が見えると迷いにくくなります
等間隔に配置するよりも、
危ない動作が始まりやすい場所を意識することが大切だと感じました。
よくある失敗と、無理にやらなくていい対策
- 明るすぎるライトを設置してしまう → 夜中に目が冴えてしまう
- センサー感度を最大にする → 何度も点灯してしまう
- 天井照明だけを交換する → 足元の不安が残る
「強くする」よりも「ちょうどいい」を意識した方が、無理なく続けられます。
まとめ|まずは「廊下1か所」から始めてみてください
介護の夜間対策は、家全体を一度に変える必要はありません。
- 一番危ないと感じる廊下から
- 足元が見えるだけで十分
- 合わなければ配置を変えるだけ
この小さな工夫だけでも、転倒リスクや家族の不安は確実に軽減されます。
廊下対策を含めた人感センサーライト全体の選び方については、
こちらの記事にまとめています。
