「ロックバンドって、結局なに?」
ロックが好きな人ほど、いざ聞かれると答えに詰まる気がします。
ギターが歪んでいたらロックなのか。
激しい音ならロックなのか。
どれも間違いではないけれど、それだけだと、どこか足りません。
自分の中でしっくり来ている答えは、
ロックバンドは「音のジャンル」より「態度や姿勢」の話だということです。
ロックバンドとは何か?一番短く言うなら
ロックバンドを一言で表すなら、こう思っています。
「自分の気持ちを、自分たちの音で鳴らしている集団」
上手いかどうか、流行っているかどうかより、
どういう気持ちで鳴らしているか。
そこが一番大事で、そこが伝わったときに、
「ああ、ロックやな」と感じます。
日本のロックバンドは、どう始まったのか
日本のロックは、最初から完成された形で始まったわけではありません。
海外のロックを聴いて、真似して、影響を受けて、
そこから少しずつ「自分たちの言葉」で鳴らす方向へ進んできました。
その過程で大きかったのが、歌謡曲との違いです。
歌謡曲との違いは「作り方」に出る
歌謡曲は、作詞・作曲・編曲・歌い手が分業されることが多い世界です。
一方でロックバンドは、
自分たちで作って、自分たちで鳴らす方へ寄っていきます。
この「作り方の違い」が、
のちのロックバンドらしさを作っていきました。
時代ごとに変わる「ロックバンドらしさ」
日本のロックバンドは、時代ごとに形を変えてきました。
ただ、芯にあるものは、そこまで変わっていない気もします。
70〜80年代:ロックが文化として根づく
ギター、バンド、ライブ。
ロックの「型」ができあがり、文化として広がっていった時代です。
反骨や反体制というイメージも、この頃に強くなりました。
90年代:オルタナティブの衝撃
90年代になると、「ロックの正解」が一度崩れます。
上手さや様式より、
切実さや違和感、感情そのものが前に出るようになります。
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2000年代:多様化と違和感
青春パンク、ラウド、メロコア、ミクスチャー。
入口が一気に増え、ロックはひとつの形ではなくなります。
同時に、「ロックってこれでいいのか?」という違和感も生まれました。
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自分の中でのロック
これはあくまで個人的な感覚ですが、
自分の中でのロックは、
短パンや破れたデニムにTシャツで、
自分の気持ちを思いっきり叫んでいる姿が好きです。
身なりを気にせず
ちゃんとして見られたいとか、
そういうことより先に、感情が出てしまっている感じ。
人で言うなら、
ジャパハリネットの城戸けんじろさん、銀杏BOYZの峯田和伸さん、G-FREAK FACTORYの茂木洋晃さん,OLEDICKFOGGYの伊藤雄和さん。
他にもたくさんいるし、ジャンルも音も違いますが、
整う前に、気持ちが前に出てしまうところが共通しています。
この方たちのライブやライブ映像は本当に見てて胸が熱くなります。
自分がロックに惹かれるのは、
そういう「姿勢」や「態度」の部分なんだと思います。
ロックバンドと他ジャンルの違い
売れたらロックじゃない、という話を聞くことがあります。
でも、それは少し乱暴な言い方だと思っています。
売れてもロックはロックです。
ただ、自分たちの意思がどこにあるかは、音に出ます。
そこが薄くなると、ロックっぽく聴こえなくなる。
逆に言えば、そこが残っていれば、形はどうであれロックです。
でもなんか売れる前は聞いてたけど売れてテレビに出始めたら聞かなくなったバンドありますよね。
あるあるだと思うのは私だけではないはず・・・。
まとめ:ロックバンドとは何だったのか
ロックバンドは、
激しい音や特定のジャンルを指す言葉ではありません。
自分の気持ちを、自分たちのやり方で鳴らすこと。
日本のロックバンドは、時代ごとに姿を変えながら、
その芯だけは残してきたように感じます。
ロックの定義は、人それぞれでいいと思います。
でも、もし「これがロックやな」と感じる瞬間があるなら、
それはきっと、ちゃんとロックです。
音楽だけじゃなく行動、雰囲気、言葉すべてにロックは宿ると思います。

