ガレージで滑れる“自分だけのミニランプ”。
今回は、知り合いの板金屋さん経由で譲ってもらった中古ランプを、解体 → 運搬 → 再組立 → MDF貼り替えで蘇らせた記録です。
作業の流れ・使用した材料・費用の目安まで、写真付きでまとめました。
この記事のポイント
- サイズ:幅5400mm × 高さ700mm × 奥行1800mm
- 滑走面:12mmベニヤ + 5.5mm MDF(屋内ガレージ設置)
- 費用:約2万円(ホームセンター調達)
- 協力:板金屋さん&譲ってくださった方のサポートあり
ランプのサイズと仕様

今回再生したのは、幅5.4m、高さ70cm、奥行1.8mの中型ミニランプ。
滑走面は下地に12mmベニヤ、上面に5.5mmMDFを採用しています。
コーピングは上貼り分の厚みを考慮し、板スペーサーで高さを調整しました。
想像以上に立派なランプだったのでびっくりしました。
作業の流れ
① 解体:アール&フラットを3分割

まずは現地でアール部分とフラット部分を3分割にして解体。
長年の屋外設置でビスが錆びており、外すのに苦労しましたが、板金屋さんの段取りでスムーズに進行しました。
② 運搬:2tトラックで二往復

解体したパーツは2tトラックで二往復。
譲ってくださった方も積み込み・荷下ろしまで手伝ってくださり、安全第一で固定・養生を徹底しました。
この時点で「キャンプ設営より重労働かも…」と苦笑い(笑)
③ ガレージで再組立:骨組み再利用&水平出し

骨組みは再利用し、水平と通りを確認しながら固定。
ゴムパッキンで微調整して、ぐらつきを解消しました。
この工程が一番大事。少しの歪みが滑走感に直結します。
④ 滑走面を貼り替えた理由
屋外で劣化したランプは、板がささくれてケガの原因になります。
安全性を考慮して滑走面を全面貼り替え。
「見た目はまだいけそう」でも、足元が命です。
⑤ 貼り替え:12mmベニヤ+5.5mm MDF
下地にベニヤ、上面にMDFを貼ることで滑りが復活。
MDFは面が平滑で滑りも良く、入手しやすい素材。
ただし水に弱いので、屋内設置専用です。
⑥ コーピングの高さ調整
滑走面を上貼りしたことで厚みが増し、コーピングが沈み込みました。
板をスペーサーとして挟み、エントリー時の引っかかりを防止。
このひと手間で滑りのフィーリングが大きく変わります。
⑦ 完成:プロ仕上げのフィット感

板金屋さんの技で隙間ゼロの気持ちいい仕上がり。
滑り出しもスムーズで、グラインドも気持ちいい。
子どもも喜んで滑り、僕もワクワクしました。
材料と費用(約2万円)
- MDF 5.5mm × 1800×900mm:6枚(滑走面)…1枚約3,000円
- スチールビス(錆びにくいタイプ)…約2,000円
- ゴム製スペーサー:隙間・がたつき調整用(1個30〜50円)
ホームセンターで全て揃えて約2万円。
新品で自作すれば10万円コースなので、中古再利用は圧倒的コスパです。
MDFの注意点と代替素材
MDFは水に弱く、屋内専用。屋外では湿気により膨張・劣化します。
屋外設置なら、防水塗料やカバーで保護するか、ビニールシートを使用しない時はかぶせて、雨から守ると長持ちします。MDF代わりにノボパンを使用するのもおすすめです。
ノボパンはパークでも使われており、MDFと同じで水分には弱いですが耐久性が高く価格も安いです。ホームセンターではなかなか見かけず、資材屋さんで手に入りやすいです。
協力してくれた方への感謝
譲ってくださった方、解体から運搬まで手伝ってくださり感謝。
板金屋さんには解体〜再組立〜仕上げまで大活躍してもらい、感謝の気持ちを込めてウイスキー「山﨑」をプレゼントしました。
DIYは“1人の作業”じゃなく、仲間の力があると本当に心強い。
これから作る人へのアドバイス
- 安全第一。無理せず複数人で作業を。
- 水平出しと固定は念入りに。
- ビス頭は沈めて段差を防止。
- 屋外設置なら防水対策を徹底。
まとめ
中古ミニランプを再生して、自分のガレージがスケートパークに変わる。
費用は約2万円でも、完成後の満足感はプライスレス。
これから「家で練習したい」「子どもと滑りたい」人の参考になれば嬉しいです。
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