キャンプって、気づくと車の荷室がいっぱいになっていませんか?
我が家も最初のころはまさにそうでした。ヴォクシーの荷室がギアでぎっしり埋まっていて、まるで“キャンプ版テトリス”。
積み込み、キャンプ場での荷下ろし、撤収、帰宅後の片付け……。
この「何往復もする大変さ」で、正直キャンプの楽しさが半減していました。
でも、少しずつ工夫を重ねるうちに「荷物を減らす」ではなく、
「運ぶ回数を減らす」ことを意識するようになり、かなりラクになりました。
この記事では、そんな我が家の実体験を交えながら、
ファミリーキャンプでも快適に過ごせる“荷物を減らすコツ”を10個紹介します。
なぜキャンプは荷物が多くなるのか
- 家と同じ快適さを求めてしまう
- 「念のため」と思って持ち物が増える
- 季節や家族の人数によって荷物が倍増する
まずは「なぜ多くなるのか」を把握することで、減らすポイントが見えてきます。
荷物を減らすコツ10選
① 持って行くギアを見直す
毎回使っていないギアって、意外と多いものです。
ナイフや斧など「かっこいいから持っていきたい」と思うアイテムも、実際には出番がないことが多いですよね。
必要なときだけ持っていくようにしたら、それだけで車のスペースがかなり空きました。
さらに、思い切って大きなギアをコンパクトなものに買い替えたのも効果的でした。
テントやシュラフを軽量タイプに変えたことで収納スペースも設営時間も減り、
「荷物を減らした」というより“動きやすくなった”感覚に近かったです。
② 「減らす」より「まとめる」
我が家が一番効果を感じたのはここです。
荷物そのものを減らすよりも、“運ぶ回数を減らす”ことを意識しました。
大きめのコンテナを購入して、シェラフや毛布類をひとまとめに。
ランタン類も一箱にまとめて「照明セット化」することで、車とサイトの往復回数が大きく減りました。
③ テント・タープの一体化で時短
設営や撤収で一番時間を取るのがテントとタープ。
これを一体型や連結型に変えるだけで、荷物も作業時間も大幅に減ります。
④ 衣類は圧縮+人数分の最低限
1泊なら「翌日の着替え+予備1セット」で十分です。
圧縮袋やソフトボックスを使えば、かさばらずにすっきり収納できます。
⑤ 調理器具は“夜・朝”で分ける
夜に使わない調理器具は思い切って家に置いていきましょう。
キャンプ飯も冷凍おかずやワンプレートにすると洗い物が激減します。
⑥ 紙皿・カトラリーの活用で洗い物を減らす
食後の洗い物は地味に時間を取ります。
紙皿や割り箸、再利用できるプラ皿を使うだけでかなりラクになります。
⑦ クーラーボックスのサイズを見直す
「余裕がある=詰め込みすぎ」というケースも多いです。
食材の量に合わせてクーラーボックスのサイズを調整すれば、積載が軽くなります。
⑧ 現地レンタルを活用する
キャンプ場によってはイス・焚き火台・調理器具がレンタル可能です。
毎回持って行くよりも、借りた方が圧倒的に荷物が減ります。
⑨ 前日の夜に積み込みリハーサル
出発当日にバタつかないように、前日の夜に積み込み確認をしておくと安心です。
「どこに何を置くか」を決めておくことで、当日の動きがスムーズになります。
⑩ 季節ギアは快適さ重視で残す
荷物を減らす中でも、防寒や暑さ対策のギアだけは削らないようにしています。
ストーブや扇風機など、快適さに直結するものは「減らさず持っていって正解」でした。
実際に荷物を減らして感じたこと
ギアを整理してまとめ方を変えただけで、キャンプ前後のストレスが激減。
今ではヴォクシーの後部座席にも余裕ができて、家族の乗り降りもスムーズになりました。
「荷物を減らす=我慢すること」ではなく、「ムダを減らして余裕を増やすこと」なんだと実感しました。
まとめ
キャンプの荷物は、がんばって“減らす”よりも
「まとめる・仕組み化する」方がずっとラクになります。
快適さはそのままで、準備も撤収もスムーズ。
我が家もまだ改良中ですが、少しずつ“気楽なキャンプ”に近づいています。


