母が骨折した瞬間、私たち家族の介護体制は一気に崩れました。普段は母が中心となって父の介護をしていたため、母が動けなくなった途端、生活すべてが止まってしまったのです。
この記事では、私が実際に行った「平日ショートステイ×週末デイサービス」という介護体制の組み直しを、原因・判断基準・実際の流れとあわせて紹介します。これから同じ状況になる人にとって、必ず役に立つ内容になっていると思います。
母が骨折した瞬間、在宅介護が一気に崩れた
痛みの訴えから病院へ、そして骨折が判明
ある日、母が強い痛みを訴え、杖をつかなければ歩けない状態になりました。病院に連れていくと、背骨の骨折が発覚。骨粗鬆症も進んでおり、生活動作が極端に制限されてしまいました。
母が担っていた“父の介護”がすべて停止
問題の核心はここです。父は認知症が進んでおり、オムツ介助・着替え・食事の準備・見守りが必要です。それらを長年母が担っていました。
その母が動けなくなった瞬間、父の介護がすべてこちらに降りかかりました。
最初の数週間が一番つらかった(制度が整う前の“空白期間”)
ショートステイは「使いたい」と言ってもすぐに空かない
平日毎日ショートステイを利用する体制を作るには、施設側の空き次第です。実際、私たちもすぐに希望通りの日数を確保することはできませんでした。
介護認定も申請から結果まで最低1か月
介護保険はすぐ使えるものではありません。申請 → 調査 → 判定 → 結果通知で、最短でも1か月はかかります。
つまり、この“制度が動くまでの1か月”が、家族に最も負担がかかる期間になります。
この空白期間こそ、家族が最も苦しくなるところ
母の介助、父の介助、買い物、料理、夜中の呼び出し対応…。仕事をしながら全てをやり切るのは現実的にかなり厳しいものでした。
早めの介護認定申請がいちばん大事
いま振り返ると、「もっと早く介護認定を取っておけばよかった」と強く感じています。家族の負担を減らすには「兆候が出たらすぐ申請」が正解です。
最初の3日間で何が起きたか(生活崩壊の核心)
父のオムツ交換・着替え・見守りがすべてこちらへ
母が一切動けないため、父の介護をすべて夫婦で担当。朝と夜のオムツ交換は私が行い、日中は妻が見守りと生活サポートを行っていました。
夜中の呼び出し対応で睡眠が崩壊
痛みで眠れない母からの電話は深夜に何度も鳴ります。夜中に呼び出され、朝は5時から父の介護。睡眠不足は大きな負担でした。
買い物・料理・片付けもフルで肩代わり
母が担っていた家事もすべてこちらへ。仕事終わりに買い物、調理、片付け…。心身ともにギリギリの状態でした。
働きながら介護を回すために“緊急体制”を組み直した理由
父のショートステイを平日フルに増枠
最大の決断はこれでした。父のショートステイを月〜金に増枠することで、平日の介護負担を大幅に軽減できました。
朝・夜の介護ルーティンを私が担当
朝は私がオムツ交換と身支度、夜も同様に対応。妻が昼の家事を担当し、負担を分散できました。
夜間の呼び出しは割り切って対応
夜中の呼び出しは避けられないため、いかに早く寝て体力を温存するかが重要でした。
呼び出しの内容はいつも「電気がつけれない」とか「起き上がれない」とかだったので
ネットで介護用品を購入しそれで解決できるものはどんどん頼りました。
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ショートステイ×デイサービス併用で生活が安定した
平日はショートステイ中心で介護を“ほぼゼロ”にする
平日の昼間はショートステイに父がいるため、母の見守りと最低限の家事に集中できます。
土日はデイサービスと家族の見守りで対応
デイサービスがない日曜日は母の見守りをしつつ、何かあればすぐ駆けつけられる体制にしました。
コープ宅配で買い物負担を減らした
買い物の往復時間がなくなるだけで、精神的な余裕が生まれました。
現在の母の状態(リハビリの成果と生活の回復)
デイサービスでのリハビリが効いてきた
リハビリの成果が出てきて、杖があれば歩行ができるまで回復しました。
骨粗鬆症治療の効果で痛みも軽減
治療の効果もあり、痛みはかなり落ち着いています。
身の回りのことは時間をかければ自分で可能に
以前のようにはいきませんが、トイレや簡単な家事などは自分で行えるまで回復しました。
同じ状況になったときのポイント(私が学んだこと)
平日の介護を“ゼロにする”ほうが現実的
少しずつ減らすより、一気に外部サービスへ寄せたほうが安定します。
ショートステイは急に増やしていい
空きがあればすぐに増枠できるため、困ったらまず相談するべきです。
介護認定は早めに動くのが正解
母の骨折で痛感しましたが、介護認定は「困ってから」では遅いです。


