「キャンプを始めてみたいけど、何から準備すればいいの?」
そんなあなたに向けて、この記事ではキャンプ初心者が知っておくべき基礎知識をまとめました。
道具選び、キャンプ場の選び方、費用の目安、失敗しやすいポイントまで、この1本で丸わかりです。
僕の初キャンプ体験(2017年・たけくらべキャンプ場)
僕が初めてキャンプに行ったのは2017年7月ごろ。
場所は福井県のたけくらべキャンプ場でした。
ベテランの家族と一緒だったので、準備も設営も完全におまかせ。まさに“接待キャンプ”状態(笑)。
でも、夜の焚き火タイムだけは今でも鮮明に覚えてる。
昼間の暑さが落ち着いて、子どもたちが寝静まったあと、大人だけで火を囲んでゆっくり話す時間――。
この感覚がたまらなくて、「あ、これがキャンプの魅力か」と感じた瞬間でした。
あの焚き火の音と香り、静かな夜の空気。キャンプにハマる人の気持ちがその夜わかりました。
キャンプを始める前に知っておきたい3つのこと
① 自分に合ったキャンプスタイルを決めよう
キャンプといってもいろいろなスタイルがあります。
最初から「焚き火したい」「テント泊したい」と思っても、最初は無理せずコテージ泊やオートサイトから始めるのがおすすめです。
- オートキャンプ:車を横付けできる。荷物が多くても安心。
- フリーサイト:自由に設営できる分、場所取りが重要。
- コテージ・バンガロー:設備が整っていて初心者でも快適。
特に小さな子どもがいるファミリーや、初めてのキャンプで不安な人は、
トイレや炊事場が近い高規格キャンプ場を選ぶと安心です。
② 季節ごとの注意点を知っておこう
春・夏・秋・冬、どの季節に行くかで準備すべきものはまったく変わります。
- 春キャンプ:昼と夜の寒暖差が激しい。厚手の上着を1枚持っていこう。
- 夏キャンプ:虫対策が最重要。虫除けスプレー・蚊取り線香・扇風機を忘れずに。
- 秋キャンプ:過ごしやすいが夜は一気に冷える。焚き火と防寒装備が命。
- 冬キャンプ:初心者には難易度高。装備が整ってから挑戦を。
③ キャンプ場選びはロケーションより“快適さ”優先でOK
初心者のうちは「絶景キャンプ場」よりも設備の整ったキャンプ場の方が満足度が高いです。
トイレや炊事場がきれい、シャワーや売店がある、レンタル品が充実している――
この3つがそろっていれば、ほとんど困ることはありません。
キャンプに必要な基本装備リスト
「キャンプ道具って何を買えばいいの?」
そう思う人のために、最初にそろえるべきアイテムを厳選しました。
- テント(ファミリー向けやワンタッチタイプが◎)
- 寝袋・マット(季節に合わせた保温性を重視)
- ランタン・ヘッドライト(LEDタイプが安全)
- テーブル・チェア(折りたたみ式で収納しやすいもの)
- クーラーボックス(食材の鮮度を守る重要ギア)
- 調理器具・カセットコンロ・食器類
- 焚き火台・薪・着火剤(キャンプの醍醐味)
すべてを新品で買う必要はありません。
最初はレンタルや中古ギアを使って、少しずつ自分に合った装備をそろえていくのがコツです。
順番のおすすめは「BBQで使えるものから」がおススメです。テーブルや、椅子から購入、テントはレンタル。もしキャンプにハマらなくてももったいない買い物にはなりません。我が家もはじめのころはテントはレンタル、寝具もリアルの布団とかを持っていったりしていましたw
キャンプ費用の目安と節約ポイント
キャンプは“いくらかかるのか”を把握しておくと安心です。
ここでは初回にかかる費用の目安を紹介します。
- 初期装備(すべて購入):約10万〜15万円
- レンタル活用+最低限購入:2〜3万円程度
- キャンプ場利用料:1泊3,000〜6,000円(電源付きサイトは+1,000円前後)
- 食材・燃料・交通費:5,000〜10,000円
節約のコツは3つあります。
- ギアはレンタル or シェア(家族や友人から借りる)
- 食材は現地調達ではなく事前準備でコストカット
- 2泊3日よりも1泊2日のデイキャンプ気分で始める
初心者がやりがちな失敗と対策
キャンプでよくある「失敗あるある」を事前に知っておくだけで、快適度が大きく変わります。
- 設営が暗くなってから:早めに到着して明るいうちに設営しよう。
- 夜寒くて眠れない:寝袋の快適温度を確認。マットで地面の冷気対策も。
- 虫刺され対策を忘れる:虫除け・蚊取り線香・長袖必須。
- 食材を持ちすぎる:1食分を小分けに。余ったらジップロックで保存。
- 子どもが飽きる:小さな遊び(シャボン玉・虫取り・焚き火でマシュマロ)を用意。
キャンプをもっと楽しむためのコツ
① 焚き火を囲む時間を大切に
焚き火は、ただの火ではありません。家族や仲間との“つながり”の時間です。
火を見ていると自然と会話が生まれるし、日常ではできないゆっくりとした時間を過ごせます。
僕も毎回、子どもが寝静まってからの焚き火タイムが一番のご褒美です。
② 子連れキャンプは“段取り9割”
ファミリーキャンプでは、スケジュール管理が成功のカギ。
食事の時間、風呂・歯磨き、寝かしつけ――あらかじめ流れを決めておくと混乱しません。
子どもが飽きたら自然遊びを取り入れて、無理に「大人ペース」にしないのがコツ。
③ 天気と気温をチェックしておこう
初心者の失敗で多いのが、天気予報を軽視すること。
山間部は気温差が激しいため、天気アプリで最低気温まで確認して装備を調整しましょう。
おすすめのキャンプ場(北陸エリア)
北陸地方で「家族連れでも安心」「温泉・景観・遊びが充実」なキャンプ場を探している人はこちらの記事へ👇
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まずは1泊でもいいからやってみること。
そして焚き火を囲む夜の時間を楽しむこと。
それが、キャンプを長く続ける一番のコツです。
焦らず、少しずつ。
自分たちのペースでキャンプを楽しんでいきましょう。


