「子どもを連れてフェスに行くけど、何を持っていけばいいの?」 そんな声に応えるため、この記事では3年間家族でフェスに参加してきた筆者(ChiRi)の実体験をもとに、忘れがちな必需品から便利アイテムまでをまとめています。 暑さや雨、長時間移動など、子連れフェスは準備がすべて。この記事を読めば、快適で笑顔あふれる1日を過ごせます。
🎒 はじめに|子連れフェスは準備がカギ
1.1. 子連れフェスの楽しみ方と目的
フェスを家族で楽しむ最大のポイントは、「無理せず笑顔で帰ること」です。 全てのバンドを観ようとすると、子どもが疲れてしまい、途中でぐずることもあります。 まずは「音楽を楽しむ」より「家族で一緒に楽しむ」ことを目的にしましょう。
- 子どものペースを最優先にする
- 見たいバンドは一つに絞っておく
- 家族で食べるフェス飯も思い出のひとつ
家族全員が笑顔でいられたら、それが一番の成功です。
1.2. フェス 子連れ 持ち物を先に決める
準備のコツは、まず「絶対に必要なもの」を先に決めることです。 会場のルールや天気を考えながら持ち物を整理すると、当日のバタバタを減らせます。
- チケット、現金、スマホ、飲み物などの基本セット
- 子ども用に着替え・帽子・おやつを準備
- 雨具や防寒具は天気に合わせて調整
出発前にリストを印刷してチェックすると、忘れ物ゼロで安心です。
1.3. 我が家のルールづくりのコツ
子連れフェスでは、家族内でのルールを決めておくとトラブルを防げます。 例えば「トイレはこまめに行く」「ステージ移動は大人が交代する」など、行動を分担するのがおすすめです。
- 子どもが迷子になった時の集合場所を決めておく
- 疲れたら無理せず休む合図を決める
- 暑さ・音量・トイレのタイミングを共有
ルールがあるだけで安心感が増し、親も落ち着いて音楽を楽しめます。
🧭 全体像|子連れフェス持ち物マップ
2.1. 常に持つ物と拠点に置く物
持ち物を「常に持つもの」と「拠点に置くもの」に分けると管理が簡単になります。 荷物が多くなりがちな子連れフェスでは、この分け方が時間の節約にもつながります。
- 常に持つ: 財布・スマホ・水・タオル・日焼け止め
- 拠点に置く: 着替え・おやつ・折りたたみ椅子・クーラーバッグ
僕はキャリーワゴンに大きな荷物をまとめ、リュックに貴重品を入れて動いています。
2.2. 天気別・時間帯別の持ち物整理
フェスは天気や時間帯によって必要な持ち物が変わります。 事前に天気予報をチェックして、暑さ・雨・寒さに備えましょう。
- 晴天:帽子、冷感タオル、日焼け止め
- 雨天:ポンチョ、防水シューズ、大きめビニール袋
- 夜間:ブランケット、小型ライト、虫よけ
昼間の暑さ対策と夜の冷え対策、どちらも大切です。
2.3. 年齢別(乳幼児〜小学生)の違い
年齢によって必要なものが異なります。 乳幼児ならオムツやミルク、小学生なら軽食や娯楽アイテムが中心になります。
- 0〜2歳:オムツ・おしり拭き・ミルクセット
- 3〜6歳:おやつ・着替え・タオル
- 小学生:自分用リュック・帽子・水筒
成長に合わせた準備ができれば、子どもも安心して楽しめます。
🎒 基本セット|まずはこれだけ持つ
フェス準備の基本は、まず「絶対に必要なもの」から固めることです。 子どもがいてもいなくても、これがないと1日持ちません。 特に子連れの場合は、忘れ物がひとつあるだけで一気にバタバタになります。
- チケット・財布・スマホ・モバイルバッテリー
- レジャーシート・小型椅子・帽子・タオル
- 飲み物・おやつ・日焼け止め・ウェットティッシュ
この基本セットさえ揃っていれば、どんなフェスでも安心です。 僕はいつもこのリストをメモアプリに保存して、出発前にチェックしています。 準備が整えば、あとは思いっきり楽しむだけです。
👶 子ども優先|安心のための必需品
フェスは大人にとっては非日常の楽しみですが、子どもにとっては「長い一日」です。 快適に過ごすためには、子どもが安心できる環境を整えることが第一です。
- おやつ・ジュース・好きなおもちゃ(飽き防止)
- 帽子・替えの服・タオル(汗・汚れ対策)
- 名札・連絡カード(迷子対策)
- ベビーカー or キャリーワゴン(移動用)
我が家では「子どもがご機嫌=フェス成功」というルールがあります。 子どもが快適に過ごせる準備をすれば、親も余裕を持って楽しめます。
☀️ 暑さ対策|熱中症を遠ざける
夏フェス最大の敵は「暑さ」です。 特に子どもは大人よりも体温が上がりやすく、熱中症のリスクが高いので対策は必須です。
- 帽子・冷感タオル・扇風機で体を冷やす
- クーラーバッグに凍らせた飲み物を入れる
- こまめに日陰で休む(30分に1回が目安)
- 水分は「一気飲み」より「少しずつ」
僕は毎年、保冷剤をタオルで包んで首にあてています。 お金をかけずにできる熱中症対策ですが、効果は抜群です。 子どもの安全を守るために、暑さ対策だけは絶対に手を抜かないようにしましょう。
🌧 雨・泥対策|濡れても平気にする
フェスの天気は変わりやすく、晴れていても急に雨が降ることがあります。 特に子連れの場合、雨にぬれると体が冷えて体調を崩しやすいため、事前準備が一番の守りになります。
- レインポンチョ(傘は危険なので避ける)
- 防水シューズ or 長靴(子どもには必須)
- タオル・替えの靴下・着替え一式
- 大きめのビニール袋(濡れ物の収納用)
僕の家では「濡れても怒らない・笑って着替える」が合言葉です。 少し濡れても大丈夫な心構えと、乾かせる準備をセットにしておくと安心できます。
🎧 音量対策|耳を守って長く楽しむ
フェスの音量は、子どもの耳には刺激が強すぎることがあります。 大きなスピーカーの前にいると耳が痛くなることもあるので、音の距離と防音対策を意識しましょう。
- 子ども用イヤーマフ or 防音ヘッドフォン
- スピーカー正面を避け、斜め後方に座る
- うるさい時の合図を家族で決めておく
- 演奏が始まる前に場所を移動しておく
我が家では「耳が痛い時は耳を押さえる」をサインにしています。 子どもが言葉で伝えられなくても、しぐさで察してあげると安心です。
🧴 体調・衛生|困る前のちいさな準備
長時間の屋外イベントでは、ちょっとした不調が命取りになることもあります。 フェス中の快適さを保つには、衛生と体調管理の「小さな準備」がポイントです。
- ウェットティッシュ・除菌スプレー
- 絆創膏・虫刺され薬・常備薬
- 体温計・冷却シート(発熱時の応急処置)
- ブランケットやカーディガン(冷え対策)
特に子どもは汗をかいた後の冷えや虫刺されでぐずりやすいので、 小さなケアを早めにしてあげることが大切です。 「準備しすぎかな?」と思うくらいがちょうどいいです。
🍱 食事・水分|フェス飯を賢く楽しむ
フェスの楽しみの一つが「フェス飯」ですが、子ども連れだと行列や待ち時間が大変です。 並ばずに食べられる工夫と水分の確保が、快適な一日のカギになります。
- おにぎり・パン・ゼリーなど軽食を持参
- 水筒に麦茶やスポーツドリンクを入れておく
- 昼食は混雑を避けて時間をずらす
- フェス飯は1〜2品だけ購入して雰囲気を味わう
我が家はいつも「持参6割+現地4割」の割合です。 行列を避けて子どもが飽きずに済むし、好きな味を選べるのも魅力です。 飲み物は凍らせてクーラーバッグに入れておくと、昼過ぎでも冷たいまま。
🎒 バッグ術|動けるパッキング
フェスでは「荷物を持ちながら動く」時間が多いため、バッグ選びがとても重要です。 ポイントは“すぐ出せる・両手が空く”の2つです。
- リュック+ショルダーの二刀流
- ポーチやジップ袋で小分け収納
- 貴重品はウエストポーチにまとめる
- ゴミ袋を一枚入れておくと整理が楽
僕はリュックを「拠点用」、ショルダーを「移動用」にしています。 どこに何があるか把握できると、荷物を探す時間が減り、ストレスも激減します。
🏕 拠点づくり|ワゴンなしでも安心
最近は会場によってキャリーワゴンの使用が禁止されることもあります。 その場合は、「小さな拠点=休める場所」を作るのがおすすめです。
- ブルーシート+折りたたみ椅子で簡易スペースを確保
- 荷物はひとまとめにして他の観客の邪魔にならないように
- 直射日光が強い日は木陰や日よけの近くに設置
- 帰り際にゴミを残さず片付ける意識を持つ
拠点があるだけで、子どもが疲れたときにすぐ休めます。 パパが前方でライブを観て、ママと子どもが拠点で待つ──そんな役割分担もスムーズです。
🍼 ベビーカー・抱っこ|移動を楽にする
フェス会場は広くて地面もデコボコしているため、移動をどうするかが大きなポイントになります。 子どもが小さい場合は、ベビーカーや抱っこ紐を上手に使い分けるのがおすすめです。
- 地面の状態を事前に確認(芝生・砂利・舗装)
- 人混みでは抱っこ紐、通路が広い場所ではベビーカー
- ベビーカーは日よけと荷物置きにもなる
- 休憩ポイントを地図で決めておく
僕は「ベビーカー+抱っこ紐」の二刀流派です。 寝た子をそのまま移動できるし、抱っこ紐なら人が多い場所でも安心です。 事前に通路の幅や段差をチェックしておくと、当日スムーズに動けます。
🎒 年齢別の持ち物リスト
年齢によって必要な持ち物はまったく変わります。 「何歳でも同じ」ではなく、発達に合わせて中身を変えることが、快適に過ごすコツです。
- 0〜2歳: オムツ・おしり拭き・ミルク・冷却シート
- 3〜6歳: おやつ・着替え・帽子・おもちゃ
- 小学生: リュック・水筒・タオル・少額のおこづかい
小さい子ほど荷物は多くなりますが、安心感には代えられません。 僕の家では「子どもが自分で持てる範囲」も意識して、年齢に合わせたサイズのリュックを選んでいます。
⚠️ ルール確認|持ち込みと注意点
フェスによっては、持ち込み制限が設けられています。 当日になって「それはダメです」と言われると、せっかくの準備も台無しになるので、 事前に必ず公式サイトでチェックしておきましょう。
- 飲食物の持ち込み禁止(特に缶・瓶)
- テント・タープの使用ルールを確認
- キャリーワゴンや椅子の制限エリア
- ゴミの分別と持ち帰り義務
子どもが小さいときほど、ゆとりをもって行動するのが鉄則です。 ルールを守ることは、家族みんなが気持ちよく楽しむための第一歩です。
🪄 その場で役立つ小ワザ集
フェスでは思いがけないハプニングがつきものです。 慣れていないと焦ってしまいますが、事前に小ワザを知っておくだけで、当日のストレスが激減します。
- ステージ移動は演奏10分前に完了
- 並ぶ前にトイレ・給水を済ませる
- 迷子時は「戻る場所」を最初に決めておく
- レジャーシートの角に荷物を置くと風で飛ばない
僕は子どもと「すぐ戻る場所」を地図で決めています。 焦らずに行動できるだけで、1日の安心感がまったく違います。
✅ チェックリスト|忘れ物ゼロへ
フェス当日の朝はバタバタしがちです。 そんなときこそ、チェックリストを使って一つずつ確認するのがいちばん確実です。
- チケット・財布・スマホ・日焼け止め
- 帽子・タオル・飲み物・おやつ・着替え
- ポンチョ・防水靴・ウェットティッシュ
- 冷却グッズ・ブランケット・折りたたみ椅子
我が家ではリストを印刷して、冷蔵庫に貼ってあります。 「これだけ持てば大丈夫」という安心感が、出発前のバタバタをなくしてくれます。
🌈 まとめ|持ち物で家族の笑顔を守る
子連れフェスの持ち物は多く感じるかもしれませんが、 その分だけ「家族みんなが笑顔で帰る準備」になります。 準備をしっかり整えておくと、当日のトラブルがほとんど起きません。
- 安全・暑さ・水分の3点を最優先に
- 子どもの快適さを第一に考える
- 荷物を減らすより「安心を増やす」意識
どんなに天気が変わっても、家族で笑っていられたらそれが最高のフェスです。 しっかり準備して、思いっきりロックを楽しみましょう🎸
次の記事では、フェス服装のポイントをまとめています👇
🎸 子連れロックフェス シリーズ


